とある工大生の死活日記

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KATの解説 [ICTSC7]

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 そう言えば1カ月前にICTSC7が開催されていました。

その中で私はG社の1問目のKATを出題させていただきました。

今さらではありますが問題の解説をさせていただきます。

 

問題を解説する前にまずは皆さん今回の手元ネットワークはどうだったでしょうか?

今回の手元ネットワークの設計は別の運営委員ですが、それ以外の構築・運用・保守は私がメインで担当させていただきました。皆さんができるだけ理解しやすくなるように

様々な工夫はしたのですが感想をくれると次回以降にも考慮していきます。

手元ネットワーク関係の問題を解決するためには必ずどういう構成でネットワークを構築されているのかを知ることはとても重要です。例え図や表が配布されていても必ず自分で確認するということは問題を解決するためには重要です。

ぜひ次回やっていなかったチームはやってみてはいかかでしょうか?

 

では、本格的に自分の問題の解説をしていきます。

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問題のコアの技術

Times-Based-ACLs Time-Based ACLs(時間ベースACL)とは 時間ベースACLは、曜日や時刻に基づいて拡張ACLを動的に適用することができます。時間ベースACLで 使用される時間はCisco機器で保持している時刻なので、Cisco機器はNTP同期を取ることが推奨されます。

簡単なトポロジ

1941b(KAT) → 1941a(KUB) → 疎通先

採点基準

・正しい時間に設定(TimeZoneも日本に設定しないと加点なし)
・Times-Based-ACLsに気付き正しく直す
・正しいACLに設定をして疎通性がとれる

 講評

KATは15チーム中13チームが基準点を満たしていました。これに関しては大方予想通りです。基本は報告書を提出してもらう方法で解答していただきました。その中でも何チームかは芸術点をあげたくなるほど美しい報告書を提出してくれたのでとても嬉しかったです。さて実際の中身は海外から輸入したルーターという斬新な問題でした。トリニダード・トバゴという国(陸上が強いらしい)から輸入したという設定です。何故この国かというとそんなに深い理由はありませんが日本のタイムゾーンJSTに似ているASTだったというだけです。この問題の採点をしていて思ったことは、間違えている解答でよくあったのはACLのINとOUTを変えただけという解答が1日目多かったです。INとOUTだけを変えても問題の本質には何も近づいていないので、基準点はあげれなかったです。

問題の解説としては、これで以上です。

質問があれば↓

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ここに何らかアクションくれたら反応します。

次回も運営委員として参加します。また会場でお会い出来ることをお待ちしております。